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本の読み方

『本の読み方 スロー・リーディングの実践』平野啓一郎(2006年)PHP新書

本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)

平野さんといえば、難解な作品を発表する人という印象で、ちょっと敬遠しておりましたが、文芸作品とは違って読書法のことでしたから、文句なしの美しい文章で、するりと読めました。(借り本。いつも感謝しております。)

サブタイトルのとおり、徹底的にアンチ速読を推奨されておられます。本の読み方についての本は、たくさん読んできましたが、その中でもピカイチでした!後半では、いくつか作品が抜粋してあり、ケーススタディになっていますので、理論だけではなくて、今日からでも実際に使えるような実践的な内容がふんだんです。国語の授業を受けているような感じでした。特に、カフカの『橋』では、「誤読力を楽しむ」ことがすすめられていて、おもしろい解釈がされてありました。カフカなんて、難解な印象が強く、興味を持ったことがありませんでしたが、俄然興味がわきました。面白そうです。

この1冊で、読書の楽しみ方が、いちだん拡がったような気がします。

もっとも、徹底的にアンチ速読でしたが、私はたくさん読みたい本があるので、知識を拾うためだけに読む本は速読するし、味わって血肉としたい本は何度も何度も読み込んでスローリーディングしたいと思います。読み方は内容によりけりです。速読がいけない、と断言する気にはなれません。じっくり読む時間を遣うに値しない本も世の中には多いわけですから(偉そうにすみません。)特にビジネス系の本は、必要な箇所を重点的に読む速読がいいと思っています。

フォトリーディングのセミナーで、「著者がほんとうに主張したいことは、本全体の10%程度でしかない」と習いましたが、特にビジネス書については、そのとおりだろうなと、うすうす確信しつつあります。

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コメント

やはり、読書法は、場合によって使い分ける、というのがいいですよね!私も、速読はあり、というか、限られた時間の中で情報を取捨選択するためには必須なものだと思います。で、熟読したいもの・すべきものは熟読する、というのが良いですよね!

投稿: ばんびっこ | 2009年12月 7日 (月) 12時32分

速読法ばかり追いかけていたので、スローリーディングについて知れて本当によかったです。いつも質の良い本をありがとうございます♪

投稿: panda | 2009年12月 7日 (月) 19時07分

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