« ソトコト | トップページ | やる気のスイッチ! »

裁判員裁判

~セミナー参加レポート~

「始まった裁判員裁判」 2009年10月15日 日経懇話会

裁判員制度については、スタートしたとたん、日本のマスコミはのりピー騒動一色になってしまったので、あまり報道されなかったような気がします。この機会で、じっくり裁判員制度について考えることができました。

滑り出しは?

 法曹3者もマスコミも「順調」と評価している。裁判員候補者の出席率(ほとんど98%なので、裁判所は安心している。77%と低い出席率の事件もあったが、これは暴力団がらみの事件だった・・・。)2~3日で判決が出るので、裁判の迅速化が実現しつつある。

どんな経緯で裁判員制度ができたのか?

 民主主義を強化するため、国民の意識を変えるため。(旧陪審制も、大正デモクラシーの政治潮流の中で生まれた。)

 司法制度改革審議会の意見書(2001年)「国民が自律的でかつ社会的責任を負った統治主体として、自由で公正な社会の構築に参画」

裁判員法(2004年)

 目的条文:司法に対する国民の理解増進と信頼向上に資するため

裁判員制度の真のねらい

 刑事司法のゆがみを正すこと!

 日本の刑事裁判では、「99%以上の有罪率」、「長期にわたり拘束される”人質司法”」、「法廷での証言よりも捜査官の調書を信用する”調書裁判”」「自白偏重の捜査」、というゆがみがあるので、裁判員制度の導入によって、正したい、というのが真のねらいである。

今後の注目点

 無罪判決は増えるか?、死刑は増えるか減るか?、困難事件はまだ現われていない、刑事司法の平等主義が崩れるのに国民は耐えられるか?(量刑がブレるバラつく)、控訴審はどうなるか?、「精密司法から核心司法へ」はどこに行き着くか?精密な審理・詳細な証拠を基に真相を究明する、というのが今までだったが、素人(国民)には分からない・遅い、という面があった。そこから脱却するための裁判員裁判制度である。これからは、核心ポイントに絞って審理する方向へすすんでいく。

|

« ソトコト | トップページ | やる気のスイッチ! »

03.勉強」カテゴリの記事

コメント

セミナー!いいですよね。私も機会があればいろんなセミナーに参加したいと、いつも機会を狙ってますnote それにしても裁判員制度ってほんと最近ちょっと忘れてました^^;いつまわってくるかわからないのに・・・っていうか「まわってこないでくれーー」と真剣に願いますが。

投稿: ばんびっこ | 2009年10月18日 (日) 00時50分

裁判員がまわってくる確率は、「20歳~69歳までの50年間で110分の1」で、これは宝くじの3000円が当たる確率と同じだそうです。
私は、当たってみたい派です。実際は、たいへんなんでしょうけど、ちょっと面白そう、と思います。

投稿: panda | 2009年10月18日 (日) 19時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1106715/31815512

この記事へのトラックバック一覧です: 裁判員裁判:

« ソトコト | トップページ | やる気のスイッチ! »