« マインドマップ問題解決 | トップページ | 非常識な成功法則 »

「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?

『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?』細野真宏(2009年3月)扶桑社新書

「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書 45)

私は、年金は制度のしくみは、とても複雑で分かりにくいー!社保庁の職員が理解出来ているとは到底思えないー!ましてや国民は・・・。と思っていますが、この著者によると、「数学的思考力」があれば、実は複雑ではないらしい。

タイトルの内容は、とてもシンプルでした。公的年金加入者7000万人のうち、ほとんどは第2号被保険者(サラリーマン)で3900万人。この人たちは給料から天引きなので、未納の問題がそもそも発生しない。未納の問題が発生する第1号被保険者(自営業等)は2000万人いて、そのうち未納者は300万人。つまり、全体の5%でしかないのだ。そして、この未納者に対しては、国は年金を支払う必要がないので、未納が増えても年金が破綻することなどあり得ない。さらに、納付する年金は、1/2は保険料だけど、1/2は税金によって賄われています。未納者は、税金を払っているのに、年金は全額もらえない。つまり税金の払い損になる!未納でいると実は損をするのです。

納付しないほうが得だ、と思っている人は、考えが変わるのではないでしょうか。

社労士試験で、国民年金法も厚生年金法も勉強しましたが、択一式試験をいかに正答するかしかやってなかったので、このように考えたことは一度もなく、目からウロコでした。「思考力」大切です!

ほかにも、学力思考力について、宝くじについて、サブプライム問題についての章があって、どれもスルスルと理解できました。さすがカリスマ講師です。くまとパンダのイラストの説明が随所にあって、分かり易い。パンダが悪役なのが難(笑)

著者は、意外にも「社会保障国民会議」の委員をされているとのこと。その中に、慶応大学教授の権丈善一先生への謝辞があり、日本の社会保障分野で右に出る者はないいくらいの圧倒的な専門性と論理の正しさを持った方、と紹介されていました。この方の著作がもうすぐ出るらしいので、必ず読もう!と決めました。

|

« マインドマップ問題解決 | トップページ | 非常識な成功法則 »

01.読書」カテゴリの記事

コメント

本屋で見かけてたけど手に取らず、pandaさんのブログで紹介があるまでは読む気はなかった本でした(この方の本を積読中だから^^;)読んでみてよかったです。今までは「国の年金は利率が良いからとりあえず払っとこう」と思ってたのが「払わないと損!!」レベルなんですねー。年金のことって何にも知らなかったんだな、と実感です。あとがきにもあったように、年金の話題が出たらこの本を読み返して復習したいと思います。これからも良い本の紹介、楽しみにしています^^

投稿: ばんびっこ | 2009年3月24日 (火) 12時40分

『年金~』読んでくださったのですねー!ありがとうございます♪この本、意外に目からウロコですよね!権丈善一先生の本も読まなくては。そろそろ書店に並んでいるはず!

投稿: panda | 2009年3月25日 (水) 07時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1106715/28463272

この記事へのトラックバック一覧です: 「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?:

« マインドマップ問題解決 | トップページ | 非常識な成功法則 »