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2009年1月の20件の記事

本に読まれて

『本に読まれて』須賀敦子(1998)中公文庫

本に読まれて (中公文庫)

須賀さんの書評と読書日記集。

あまりにも素敵でした。読んだことのない本が多数ありましたが、どれもこれもいつかは必ず読みたいです。極上の一冊に出会える予感がします。

須賀ワールド全開で、書評というよりは、優しさに満ちた上品なエッセイを読んでいるようでした。

柴田元幸さんの訳については、私も素晴らしい訳だと心から思っていますが、須賀さんも「すばらしい訳者」と評していたり、あの川端康成とノーベル賞文学賞受賞の際にイタリアで夕食のテーブルを囲んでいたり、素敵ポイントを挙げるときりがなくて、大興奮でした。

ガルシア・マルケスの『百年の孤独』は、ここ5年くらい読みたいな読みたいなと思っていて、手元にもあるのに、なぜか読めずにいる本なのですが、須賀さんもこの本について一言触れていて、やっぱり読みたいと思いました。

それから、川端康成と谷崎潤一郎は、須賀さんがイタリア語に翻訳しているものが数作あるので、少しずつ読んでいこうと思います。

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ガラクタ捨てれば未来がひらける

『ガラクタ捨てれば未来がひらける』カレン・キングストン(2005年)小学館文庫

ガラクタ捨てれば未来がひらける (小学館文庫)

日本では、『ガラクタ捨てれば自分が見える』の続編かのように出版されていたので、続きだー♪と思ってワクワクと読みましたが、続編ではなく、逆に、『~自分が見える』の以前に書かれた本でした・・・。どおりで、ガラクタを捨てた後、どんな未来に進むのか?的な話はほとんどなく、スペースクリアリング全般的な話がほとんどでした。本国イギリスでは、こっちがカレンの第1作目だったそう。この第5章の「ガラクタをやっつける」の内容をふくらませて、整理に焦点をあてた続編が『~自分が見える』だったらしい。なーるほどね。

こっちは、かなりスピリチュアル。「聖なる水で清める」「ベルで清める」などなど。ソファーやベッドの配置や、鏡やクリスタルの取扱についてなど風水らしい風水についてもボリュームがありました。

そして、すぐに不思議な出来事が!会社が同じビル内で引っ越しをしたのですが、十日えびすの飾りや、えびす様の置物、神社のお札の新しい置き場所を私が決めることになりました。それと、半身が映る大きさの鏡3枚分の配置も私が決めることに。本を読んで、神様の祀り方や、鏡の取り扱いについて知ったとたん、実際に、それを私がすることになったのです。びっくり体験でした。ただの偶然とは思えません。明日は、会社の空気清浄機7台分のフィルターを交換します。会社の空気が今までよりクリーンになります。これで会社の業績もぐいぐい上がるとよいのですが、どうでしょう?

とにもかくにも、ガラクタは捨てます。作りません。溜めません。持ち込みません。(非核三原則みたい・・・)

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「脳力」を上げる視覚トレーニング

『ササッとできる「脳力」を上げる視覚トレーニング』内藤貴雄(2008年1月)講談社

ササッとできる「脳力」を上げる視覚トレーニング (図解 大安心シリーズ)

「脳」・「視覚」というキーワードに激しく魅かれ、書店でジャケ買い。

「画像イメージのほうが記憶に残り易い」など、内容はありきたりでしたが、「潜在能力を開発する脳を活性化させるビジョントレーニング」の章では、フォトリーでしたような、眼と脳の連携をスムーズにさせる、体操のような遊びのようなものがいくつか紹介されていたので、「脳」と「視覚」について何か語るとしたら、どこでも誰でも、あらかたこんな話に納まるのだな、ということが分かりました。

ちなみに著者は、米国の国家資格「オプトメトリスト」という何やら日本では聞きなれない職業の方。視覚が正しく機能するようにトレーニングする眼科医のような資格らしい。いかにもアメリカらしい、高度に細分化された専門家のようです。「潜在意識」というキーワードがありつつも、その語り口に怪しさは感じられませんでした(笑)

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情報力

『情報力』橋本大也(2009年1月)翔栄社

情報力

ITとネットワークで武装して、情報処理能力を高めるためのTIPS集。原理原則論ではなくて、ひたすら具体的方法論。

IT系の本は、ほとんどがそうだろうけど、賞味期限が短い。「即読」が必要。たぶん、わずか1年で、本のなかで紹介されている情報ツールが過去のものになっているはず。

いくつかは知っていた・使っていたものもありました。新書マップは最近、知って、すごい!と思ったものでしたが、この本でも紹介されていました。しかし、知らなかった使えるツール多数。電子スクラップの「Evernote」などは、とても便利そう。ちょっと気づいたことなどをWEB上にバックアップできるらしい。

たまにはIT系も読まねば。

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残り97%の脳の使い方

『残り97%の脳の使い方』苫米地英人(2008年11月)フォレスト出版 セミナーCD付き

残り97%の脳の使い方【セミナーCD付】 ~人生を思い通りにする!「脳と心」を洗う2つの方法~

ついに苫米地本に手をつけました。すごく売れているけど、何やら怪しげな雰囲気に読むのは躊躇していましたが、脳系には大変興味があり、やはり読むことに。

刺激的なタイトルから連想されるような、脳に関する科学的な話ではなく、自己啓発書的な内容でした・・・。

苫米地節の概要は、ざっくりと分かりました。「コンフォートゾーン」「スコトーマ」「エフィカシー」などなど。

うーん。「~の使い方」というタイトルのわりには、抽象論が多くて、具体的にどうすればいいかについては、ほとんど言及なしでした。予想通り、ちょっと怪しげ。あと数冊は苫米地本を読んでみて、それから判断しようと思います・・・。

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ユルスナールの靴

『ユルスナールの靴』須賀敦子(1996)河出文庫

ユルスナールの靴 (河出文庫)

上品で静謐。なのに情熱的。

須賀さんの美しい思考を、なぞるように読みました。あの美しい文体は、美しい思考によるものなのだと理解しました。ビジネス思考力、とかロジカルシンキングとかいろいろ思考法の本がありますが、「須賀敦子思考法」なんて本が出たら、売れたりして(笑)いかに上品に考えを表現するか、についてのハウツー本!そんなのロジカルシンキング以上に難しいですね。。。

そして靴について。私もいつか、はき心地抜群の足にぴったり合った柔らかい革の靴をあつらえることが出来るようになりたい。完璧な靴に出会うことができたら、どこまでも歩いてゆけるかもしれない。そう思いました。

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動的平衡

『動的平衡 あなたの身体は分子の淀み』福岡伸一著

福岡ハカセの新刊が出るーー!!嬉しいー♪

2月17日発売らしいので、福岡の書店に並ぶのは19日ころかな。待ち遠しい。

動的平衡については、何度も福岡ハカセの文章や、ラジオで語るのを見聞きしているけれど、それをメインテーマに1冊読めるなんて、本当に嬉しい。

ふと思ったけど、私はリビングの本棚をいつも整理しています。読み終わって、もう私にとって”きらめき”を失った本は、倉庫部屋の本棚に移して、新しい本のためのスペースを空けるように気をつけています。そして、この空いた清らかなスペースに、新しい本を並べるのです。これもある意味、動的平衡かな(笑)

はやく福岡ハカセの新刊が手元に届きますようにheart01

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この金融政策が日本経済を救う

『この金融政策が日本経済を救う』高橋洋一(2008年12月)光文社新書

この金融政策が日本経済を救う (光文社新書)

日本経済不調の要因は、サブプライムとはあまり関係なく、金融政策の失敗にあるとの主張から、そもそも金融政策とは何であるのか?物価とは?インフレ目標とは?株価との関係・・・、という展開。高橋氏の考えについていくためには、まず金融政策についての基礎知識がないと話にならないので、このような本を出版されたのだろうな、という印象です。

著者いわく「世界一わかりやすい金融政策の本」らしいですが、それはちょっと微妙でした(笑)

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脳を活かす仕事術

『脳を活かす仕事術』茂木健一郎(2008年9月)PHP研究所

脳を活かす仕事術

『脳を活かす勉強法』は、フォトリーセミナーの中で、ワークとしてフォトリーしました。その続編も出版されたので、これは読まねばと思いつつ、積読だったのですが、ようやく読了。

茂木さんも、「無意識」について多くのことを語っていますが、「脳科学者」という肩書きからか、胡散臭くないのがいいです。

「脳の回転速度を落とさないために、よけいな情報は入れない。捨てる。」については、最近、私も心がけていることでした。部屋にいるときは、ニュースなどをひととおり見終わったらTVは消して、波の音のCDをかけてリラックスするようにしています。それと、気がかりなことを出来るだけ排除するように、発生させないように、とても気をつけています。(掃除など、ささいなことですが。)

意識の水面下の無意識を耕すためには、リラックスする必要があるそう。ここでも無意識=リラックスだ、とのこと。

リラックスは、重要な鍵ですな。

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波動速読法

『波動速読法 超実践トレーニング』七田眞(2002年)KKロングセラーズ

七田式波動速読法超実践トレーニング (ムックセレクト)

友人とフォトリーについて話をしていたら、右脳教育の七田先生が波動速読法という本を出しているよ、とのことだったので、読んでみました。

「本からの波動で内容が分かる」という、ちょっとなかなか受け入れ難いことが書いてあります。目隠しをしてページをはじくだけで、内容のイメージ図を描けるらしい。本当かなー??

波動速読法では、本からの「波動」をイメージに変換するそうです。自分にもできる!と自己暗示をかけて、リラックスした集中状態を呼吸法も使って保つことがポイントとのこと。「自己暗示」と「リラックスかつ集中」といった手法はフォトリーと全く同じでした。

ゆっくりとした呼吸でだんだんと集中状態に入って、かつリラックスするということは、何を目的としたときでも集中状態を保つ方法としては、これが王道なのかもしれません。ヨガ教室でも同じことをするし。水を飲んで、目をとじて、ゆっくり呼吸をして、リラーックス♪

右脳と潜在意識については、フォトリー受講後、私にとっては、とても重要なテーマです。フォトリーのステップの中で、最もフォトリー出来てるかどうかの実感がわかない、目の使い方(フォトフォーカス)があるのですが、これと全く同じ目の使い方が書いてあり、そして、それが何のためであるのか、フォトリーより一層怪しい表現で述べられていました(笑)

右脳の目は、左脳の目では見えないものを見る目で、この右脳の目を開くのに大切なのがソフト・フォーカスという目の使い方をすることです。焦点をぼかして対象を見る訓練をすると、目に写った映像がはっきり頭の中に心的イメージとして浮かぶようになります。

最後の章は、誌上セミナーになっているのですが、肝心の波動速読の具体的なことに関しては、「割愛させていただきます」でした・・・。脱力・・・。セミナーに来いってことね。

それはさておき、右脳のイメージによる処理については、たぶん左脳の何万倍ものパワーがありそうなので、右脳の潜在意識を働かせられたらいいなぁ。。。

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霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」

『霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」』高橋洋一(2008年5月)文春新書

霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」 (文春新書)

先日読んだ、『資本主義と自由』の解説が高橋洋一さんだったので、高橋氏の著作を何か読みたい、と思って手にとりました。(ほんとうは『さらば財務省』から読もうと思っていたけど、夫がこれを買ってきたので、ありがたくこちらから読むことに。)

週刊文春の特集記事かのような、記者らしき人(最後まで誰と話しているかは謎!)の質問に高橋氏が回答する、という構成。日銀、財務省にまつわる週刊誌的裏話、多数。かつ、タイムリーな内容なので、今読まないと、5年後10年後に読んでも、あまり意味がないかな。

財政の話題から、経済学の理論を使った財務省・日銀の問題点の指摘へ移って、ではどうすればよいのか?という展開になって、官僚制・公務員の権限が強すぎるからいけない、だから地方分権→道州制へ!最後は国家観。

薄い新書でしたが、財政政策については、基本的な経済学の知識があれば、マスコミの論調に惑わされずにすむのだ、ということがよく分かりました。

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アプロ

アプロ

薬院4丁目に3か月前くらいに新しくできた韓国料理店。会社の人の激しいオススメで行ってきました。(10%off券までいただいたし。)

韓国鍋「タッカンマリ」が、とても美味でした。スープに丸鶏一羽がまるまる炊いてあって、お店の人がハサミでチョキチョキ切ってくれて、酢と辛味噌と醤油のタレでいただきます。このタレがとてもとても美味しかった!酢が黒酢のように濃厚で、辛味噌も真っ赤なんだけど、そこまで辛くない。体にもよさそう!具は、ほかにトッポッギ(餅)、キャベツ、白ネギ、砂ずり、じゃがいも。2~3人前1980円。1人前1080円。ダンナと二人で1人前で十分でした。私的にポイントが高かったのが、〆に、じゃがいも麺(インスタント麺)を選べたこと!じゃがいも麺のもちもち感が大好きなんですが、なかなか手に入らないので、すごく嬉しかった。

キムチ類もかなり美味。チーズキムチとか変わりキムチが意外においしかった。キムチなど総菜系は持ち帰り可能とのこと。ちなみに、私はじゃがいも麺をお持ち帰りしました。

ひとつ難を言えば、鍋ににんにくが丸ごと5~6個入っているし、タレにもすりおろしにんにくがたっぷり入っているので、平日はちと厳しいかな。にんにく君のおかげもあって、すごく美味しいのですが。今朝、起きたらすぐに、歯磨きへ直行でした。。。

2人で行ったので、あれこれ食べられなかったから、そのうち友達と4~5人で行って、チジミとかビビンバとか、ほかのメニューも食してみたい♪

まだオープンしたばかりだけど、満席だったので、要予約のようです。(大橋に本店があるらしい。本店には、この鍋はないそう。)

場所:福岡市中央区薬院4-3-12 tel092-531-6909

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テレワーク・セミナー

『テレワーク・セミナーin福岡』2009年1月16日@都久志会館

主催;厚生労働省、(社)日本テレワーク協会 

講師;社労士中島康之、医学博士毛利一平、日本オラクル㈱二見直樹

Tele(離れて)Work…①在宅勤務②モバイル勤務③サテライトオフィス勤務

第1部 労務管理上の留意点

①在宅勤務ガイドライン策定(平成16年3月5日基発第035003号)

  • (労基法上)労働者の勤務時間帯と日常生活時間帯が混在せざるを得ない働き方であるから、一定の場合には労働時間を算定し難い働き方として、労基法38条の2「事業場外労働のみなし労働時間制」が適用される。
  • (労災法上)自宅における私的行為が原因であるものは業務上の災害とはならないが、業務が原因である災害については、業務上の災害として保険給付の対象となる。
  • (労使双方の認識)実際に在宅勤務をするかどうかは本人の意思によることとすべきである。
  • (通信費)情報通信機器の費用負担については、就業規則等において定めておくことが望ましい。
  • (労働者の自律)勤務する時間帯や自らの健康に十分に注意を払いつつ、自律的に業務を遂行することが求められる。

②在宅勤務ガイドライン改定(平成20年7月28日基発第0728001号)

  • (情報通信機器)一般的にはパソコンが該当するが、個人所有の携帯電話端末が該当する場合もある。
  • (通信可能な状態)使用者が労働者に対してメールなどで随時具体的指示を行うことが可能であり、かつ即応しなければならない状態。
  • (個室)自宅内に作業用個室が設けているか否かは関係ない。
  • (深夜・休日労働)深夜または休日に使用者からメールが送信されていたり、深夜または休日に労働しなければ生み出し得ないような成果物が提出された場合等でなければ、労働時間に該当しないものとする。

第2部 テレワーク時のVDT作業の留意点

  • (半径50㎝の原則)体に合ったものを使うこと。使いやすく調節すること。人間工学的デザイン。
  • (職場全体の環境改善の原則)温度湿度。気流。ルーバー照明。ブラインド。グリーン。
  • (作業条件と組織の改善)休憩をとる。コミュニケーションを改善する工夫(自宅だから孤独・・・)。

第3部テレワーク実践企業の事例紹介(日本オラクル株式会社)

  • 「Work@Home」社員の多様性に対応した人事制度。もともとは2002年に育児介護療養障害等、通勤に支障がある技術職のみが対象だったが、2003年に在宅勤務が可能なサポートエンジニア(技術的質問にシステムを通じて回答する職種)に拡大し、2004年には特に制限を設けず、全職種を対象とした。
  • (基本理念)コスト削減ではなく、ワークスタイルのひとつ。「Personal drive(自律)とOpportunity(機会)」あくまで本人希望。通信費用・水道光熱費はすべて個人持ち。通勤手当は実費精算。
  • (テクノロジー)IP-Phone、資料管理(ノートパソコンにデータは一切残らない。保存先は米国のサーバー)
  • (企業の価値)社員に働きがいのある会社だと思ってもらうためには、金銭的報酬や福利厚生制度の拡充だけでは、コスト面で限界がある。しかし、在宅勤務制度を整えることで、働き方のバリエーションを提供することによって、会社に対する帰属意識の喚起、企業価値の向上に繋がる可能性がある。どういう施策が社員に一番響くのかを常に考えている。

~感想~

 テレワークには、たくさんの可能性を感じた。少子化対策として、子育期の女性が当たり前のように活用できたら、素晴らしいと思う。働きすぎの日本の男性が、ワークライフバランスを保つためにも有効。通勤時間が削減されることの効用は社会的にとても大きい。交通量混雑の緩和にもなるので、CO2削減にも役立つ。コスト削減・人材の確保のためだけではなく、CO2削減にもなるというアナウンスは、いかにも現代的だ。それにしても、政府の目標が2010年1300万人(就業者人口の20%)というのには驚いた。あり得ない!現在700万人程度らしく、現状とのギャップが大きすぎる・・・。

 テレワークについて、勤務規程の手引きや活用ガイドブックをもらえたし、日本テレワーク協会に聞けば、何でもわかりそうなので、今後、仕事で何かあったら、とりあえず資料は揃いました・・・。

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資本主義と自由

『資本主義と自由』ミルトン・フリードマン(1962年)村井章子訳 日経BPクラシックス(2008年4月新訳)

資本主義と自由 (日経BPクラシックス)

BOOKLOVERSで高橋洋一氏が勧めていた政策についての名著。「社会保障に関する言及も非常に素晴らしい!」とのことだったので、妙に気になり、数ある積読本を飛び越して読みました。

50年も前の著作なのに、今もなお読み継がれているのは、きっと、本質的な概念ばかりだからだろうと思う。

バッサリ断言多数。「自由を重んじる立場からすれば、国による強制的な年金制度は、自由の剥奪であり、コストばかり大きく、得るところがほとんどない制度である!」などなど。

「年金というものは、非常に専門的でややこしく、素人では判断がつかないことが多い。運営は専門家に任されているため、社会保険庁のような政府機関を議会がきちんと監督するのはまずもって不可能。」・・・。おっしゃるとおり!ほんっとに年金は専門的で超ややこしい。社労士試験では、年金の科目が一番難しくて、大変でした。改正、改正、抜本改正、また改正。改正による経過措置、特例etc、社保庁の職員で、しっかり理解出来ている人は、絶対に半分もいないはず!今の日本のずさんな社会保険庁の姿が、ありありと予見されていました。

そのほか、政府がするべきではないリストのひとつに「郵便事業」があったので、小泉・竹中両氏の顔がちらちらして、笑えました。

タイトルだけ見ると、少々ビビりますが、非常に分かり易い1冊でした。

私も、政策について(特に社会保障政策について)何か自分なりの意見を持ちたいと思うので、良い考え方の指針になりました。

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レイクサイド

『レイクサイド』東野圭吾(2002年)文春文庫

レイクサイド (文春文庫)

会社の人から半年以上借りっぱなしだった本。早く返さないといけないと思いつつ、なぜか手をつけられずにいた本。顔を見るたび、「やばい!もういい加減に返さなくてはっ!」と長い間へんなストレスの種でもありました…。

読んでしまえば、タイトルとおりの内容で、さらっと読める短めミステリーでした。貸してくれた人は、東野圭吾氏の大ファンだったので、きっと東野作品を一度も読んだことない私向けに、入り易いものを選んでくれたんんだなー、さっさと読んですぐに返せばよかったと、後悔・・・。

人物の内面描写が全くなくて、小説と言うよりはTVドラマの脚本のようでした。映画にもなっているし、映像化前提の小説だったのかな?

次は、もっとずっしり感のある東野作品を読んでようと思います。

これでまたひとつ、「ささいないらだちの種」がひとつ取り除けました(笑)

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庵堂三兄弟の聖職

『庵堂三兄弟の聖職』真藤順丈(2008年10月)角川書店

庵堂三兄弟の聖職

必ずしも大賞がでない日本ホラー小説大賞に、3年ぶりで出た大賞作。ホラー小説は、好んでは読みませんが、岩井志麻子の『ぼっけえ、きょうてえ』とか、高志祐介の『黒い家』とか、けっこう大賞作を読んでた・・・。(実は怖い話、好きなんだろうか?)

真藤順丈氏は、2008年、ダ・ヴィンチ文学賞大賞など数々の新人賞を受賞して、あちこちから、すごいすごいと誉め称えられていたので、非常に気になる作家でした。

この作品は、遺体から箸や孫の手、バッグから花火まで、あらゆる生活用品を作り出す「遺工師」という異様な仕事を軸としながらも、三兄弟の人間性には温かみがあって、なんとも不思議な読後感でした。

たしかに物語の展開は、うまくて面白いけど、残酷な描写や汚ない言葉遣いが多いので、あんまり積極的にはオススメしたくないです。気になる人は自己責任でってことで。。。『地図男』のほうから入ればよかったかな。

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斉藤一人幸せの名言集

『斉藤一人 幸せの名言集』斉藤一人(2008年12月)三笠書房

斎藤一人 幸せの名言集

『人生改造宣言』を教えてくれたフォトリー仲間のオススメ本。彼女にオススメされなければ、まず読まない類の本。少しスピリチュアル系。

私はツイてる!私は幸せ!と言うだけで、不思議とよいことが山ほどくるらしい。そんなものかもしれない。それだけでよいのなら、やってみよう。

~本についての名言~

本を読むと、どんな分野であれ成功した人は、自分が体得したものを惜しみなく人に教えようとするもの。そういう人の「やさしい波動」にふれるだけでも、得るものがたくさんあります。

本を読むことについてスピリチュアルに語ると、こう表現されるわけですね。ふむふむ。

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書店はタイムマシーン

『書店はタイムマシーン 桜庭一樹読書日記』桜庭 一樹(2008年9月)東京創元社

書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記

『桜庭一樹読書日記』が面白かったので、続編も読むことに。

『私の男』で直木賞をとったあたりから、桜庭さんのことをリアルタイムで追いかけているので、ありありと目に浮かびました。受賞直後の「情熱大陸」も「トップランナー」も見たし。

それにしても、編集担当者のK島との会話が、たまらなく面白いーー!!ミステリマニア(編集者だからプロです)と作家(稀代の読書魔)との会話。全くついて行けませんが、読んでいて、あなたたち最高のパートナーよね?ここまで話が合う人ってほかに出会いようがないんじゃないの?運命よ運命。結婚してしまいなさい!と思っちゃいます。

いけない。文芸で読みたい本がまた増えた。。。もっとビジネス書とかサイエンス本とか、ジャンルを増やすと誓ったのにーー

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齋藤孝の速読塾

『齋藤孝の速読塾』齋藤孝(2006年)筑摩書房

齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!

フォトリー仲間が11月の読書会で、「フォトリー前の読書スタイルは、この本をベースにしていました。」と紹介してくれた本。フォトリー受講前から、「オレの読書スタイルはこれだ!」とすでに確立していたことに、かっこえぇー!と感動しました。私も読むぞ読むぞと思っていましたが、ようやく読了。読み出せば一気読みでした。

2割読んで8割理解する、とか、キーワードをヘリコプターで拾っていく感じ、とかフォトリーと同じようなテクニックもありましたが、理解力についての3段階の分類など、もやもやと感じていたことがスッキリ明快になりました。フォトリー同様、隅から隅まで読もうとするな!とあったので、1000冊くらい軽く読めていくような気がしました。10000冊読むことも数年で可能だと思えます。

難しい本でも、抽象用語に慣れさえすれば、スラスラ読めて内容もスッと入ってくるそう。浅田彰の『構造と力』でさえ理解できるようになれるらしい。本当かなー?

それから、食事といっしょで、偏らないように、多くのジャンルから本を選んで行くぞ!好きな作家ばかり食べないようにしなくては、と誓いました。

フォトリーディングに足りないのは、たぶん「しっかり理解する」ということだと思う。ざっくりスピーディーに本の全体像を捉えるのは、フォトリーの一番得意とするところだけど、『齋藤孝の速読術』では、本の内容を把握できる「要約力」の一段うえの、「新たな価値を付与してオリジナルな見方が出せる」というレベルまで行くので、この二つをミックスさせた読書スタイルが確立できれば、最強だ!と思いました。

2月にマインドマップ講座に行きます。この講座では、齋藤孝の言う「新たな価値を付与したオリジナルの見方を出す」ための放射思考を学ぶ!と思っているので、本当に楽しみです♪

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考える力がつくフォトリーディング

『考える力がつくフォトリーディング』

山口佐貴子、照井留美子(2009年1月)PHP研究所

考える力がつくフォトリーディング

明けましておめでとうございます。

2009年の1冊目は、私が受講したフォトリー講師(山口佐貴子さん)が、子供向けのフォトリー本を出版されたので、フォトリーダーの年明けにふさわしいかな、と思い、読んでみました。

フォトリー基本書の神田昌典著「あなたも10倍~」より、かなり分かり易い!!活性化のステップとか、読書メモとしてのマインドマップの書き方など、佐貴子さんに直接語りかけられているかのようでした。忘れていたことも、いろいろと思いだせたし。

2009年も、たくさん本を読んで、ブログにOUTPUTしていこうと思います。本から「新たな視点・新たな思考の軸・新たな気づき」を、たくさん得ていきたいと思います。

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