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ひとかげ

『ひとかげ』よしもとばなな(2006年9月)幻冬社

『とかげ』を自身でリメイクした作品。

よしもとばなな は、『キッチン』(1987年そのころ私は中学生)からずっと読み続けています。

デビュー作『キッチン』は、私の父が買ってきました。
父には、さっぱり面白くなかったようですが、私は、どっぷりハマりました♪
特に、『キッチン』を始め、『白河夜舟』や初期の作品は繰り返し何度も読んでいます。
最近のものなら、『デッドエンドの思い出』は、たまらなく好きです。

論理的には説明できないような不思議なことが、あり得ないことなんだけど、あるような気がしてきたり、救いや希望を感じることが出来たり、温かい気持ちになれたりするので、好きなんです。

『とかげ』の書き直しなんて、正直、どうなんー?しないほうがいいんじゃないのー?、なんて思ったりもしましたが、読んでみると、リメイクしたことで、ばななさんが、気持ちよく納得して、心残り無く過ごしていくことが出来るのならば、それはそれで、良かったですね、お疲れさまでしたと言ってあげたいと思いました。

ばななさんも成長し、変化しています。
私だって、成長し続けたいし、若い頃とは違う考え方や伝え方が出来るようになりたいと思いました。

それから、ひとつグサリときたこと。

ばななさんは、『とかげ』は「職業意識が甘い」と感じたそうです。
職業意識については、学生を卒業して、社会人になって、社会人というものがどういうものなのかを体験してみないと分かり得ないことだと思います。
私は、社会人になって、法務、税務、労務と転職してきていますが、『ひとかげ』の主人公のような高い職業意識というものが、いまだにないので、やばい!と思いました・・・。

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