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読書進化論

『読書進化論』勝間和代(2008年10月)小学館101新書

ウェブというテクノロジーで本がどのように変わったのか。

序章の小見出し「成功や自由は読書で手に入れる」にはやられました。勝間さんは、まさに読書で成功を手にし、年収が新卒時の20倍にもなり、好きなだけ本を読む自由を手に入れた人。溜め息が出ます。

弟2章「進化している読む技術」に関しては、私もフォトリーディングのセミナーを受講したので、「そうそう!そのとおり♪」と笑顔で読めました。

弟4章の「売る仕組みを進化させる」では、一冊の企画から発売に至るまでをマーケティングの4P(プロダクト、プロモーション、プライス、プレイス)のフレームワークに沿って、詳細に開示しているところが経済評論家の勝間さんらしい展開でした。

本の競合は、主にWEBですが、WEBの良いところと本の良いところを互いに補完しあうような方法論が述べられています。これほど随所に参照URLが多用されている本は今までに無いでしょう。
勝間さんの著作は、発売と同時に読んできているので、ああ、あれはこういう企画でターゲットをこのように考えて、あのタイミングで私のところに届いて来たんだ!としみじみ納得できます。

ただ、この本は、勝間本を読んだことが無い人がいきなり読んでも、あまり勝間さんのすごさ、面白さは半分くらいしか伝わらないような気がします。

それから、勝間さんは、この本で、どうやら社会実験をしているようです。
「BOOK LOVERS」というインターネットラジオ番組や、専用WEBページも立ち上げて、企画段階からずっと読者に向けて公開しています。
WEBの双方向性を、本の売り方に最大限活用されているところが本当にすごいです。
読者側としては、ひとつの本にみんなで一緒に参加しているような感覚も味わえるので楽しいし、読んだあと、自分の感想を持つだけで終わらず、他の人がどう感じ、どう行動に結びつけて、どんなご利益を得たのかを大量に知れるので、この試みはきっと大成功を収めるに違いないだろうと思いました。

ただ、この方法では、毎日コツコツと継続して発信し続け、読者からのフィードバックをつぶさに監視観察する必要があるので、一日たりとも怠けてなどいられないでしょうけど、証券アナリストだった勝間さんは、長年、日々、市場を監視されていたので、今までの仕事のやり方と何ら変わるところはなく、むしろワクワクと楽しんでいらっしゃるのだろうな、と思いました。

勝間本では、巻末に必ずついている、各章の内容をより深めるための参考文献リストが、いつもとちょっぴり違いました。
今回は「私を進化させた20人の著者」と題して、勝間さんの思い入れのある本が各1冊挙げられています。数冊は既に紹介されてきていて、読んだ事がありましたが、未読のものもあったので、絶対読もうー♪と思っています。書店に走っていきたい気分です。

読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書 1)


著者:勝間 和代




読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書 1)

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